2025年 クリスマス会


ハンスバーガー協会さんによる・司会
ハンスバーガー協会さんによる・司会

ハンスバーガー協会さんによる2025

ハンスバーガー協会さんによるデザイン

受け取る幸せ、贈る喜び

2025年12月25日 

 

 12月25日()、15:30よりベーテルの3Fをお借りしてハンス・バーガー協会のクリスマス会が開催されました。あいにくの雨もなんのその、明るい空気が会場を包み込んでいました。今年も参加者がひとつとなり、笑いと感動に包まれた素晴らしいひとときとなりました。

 今月より新たにサテライト型グループ・ホームが始動し、この新居に引っ越した利用者さんの激励会では、2名の仲間が温かいメッセージを届けてくれました。その言葉は気心の知れた間柄ならではのものでした。かつての思い出を語りながら優しくエールを送る姿に多くの利用者さんの心が動いたことでしょう。

 続きましては梅森先生とこづみ先生が幻想的なピアノ曲と歌を披露してくださりました。先生方の音楽に私たちはこれまで何度も助けられてきました。伸びやかな音の一つ一つが、寒さに固まった心の中を優しくほぐすように通りぬけてゆきました。その後利用者さんがお二方へ、花束と絵を手渡しました。「ありがとうございました」と感謝の言葉を伝える利用者さんの姿に人としての素晴らしさと美しさを感じました。

 コンサートの次はクリスマスプレゼントです。今年もサンタクロースが夢を届けにやってきてくれました。プレゼントそのものよりも、プレゼントを用意してくれる人がいらっしゃる尊さの方に私は心を奪われていました。はたして利用者さんのワクワクはいかほどだったのでしょう。ひとり、またひとりとサンタクロースからプレゼントを受け取るごとに笑顔の数が徐々に増えていきました。心をこめてプレゼントを選んだ方々もきっと喜んでおられることに違いありません。

 ここで国井理事長より乾杯のご挨拶を賜り、いよいよ乾杯です。このパーティーのために、HBA協会厨房の職員が朝早くから参加者のために豪奢な料理を用意してくださいました。ありがたい限りです。さて利用者さんの様子はといいますと、童心に帰ったように無邪気なひとときを過ごしていました。おいしい食事に舌鼓を打ちながら、会話の花があちらでもこちらでも咲いていました。

 食事も進み、会場が賑やかになってきたころ、桃太郎が静かに始まりました。この劇は職員と利用者さんの共演で、出演者はこのときのために他の利用者さんが帰った後に何度も練習を重ねてきました。うまく演技ができない時があっても楽しむことを忘れずに、気負わずに準備をすすめていました。彼らのその前向きな姿が、劇をより一層楽しいものにしました。いざ本番になると、練習時より明るい表情で堂々と演じる利用者さんの姿がそこにはありました。劇を見守っていた参加者の皆様の声も柔らかく、とても和やかで素敵な雰囲気を醸し出していました。こうして会場全員の力が合わさり、劇は大成功でした。劇中も耳を澄ませると多くの方々の笑い声が聞こえてきて、劇のために準備してきた皆様の苦労が報われたことを嬉しく思いました。

 劇の次はもう一つの芸術、音楽の出番です。このときのために利用者さんがきれいな紙で歌詞カードを作ってくれ、素敵なクリスマスを演出してくれました。のどかなメロディーに声を乗せ、「ジングルベル」と「サンタが街にやってくる」を元気よく合唱しました。大人数、広い空間で歌う機会は貴重なので心の栄養となったのではないでしょうか。

 その後曾我先生よりお言葉を頂戴しました。ときには先生がクイズを出題され、会場は静かに考え込み、全員で答えを一生懸命探す光景が見られました。ややあって答えが発表されると、大きな拍手が送られました。また、記念品の贈呈式もあり、素晴らしい品々をいただきました。花の贈呈の際には、ベーテルでの園芸作業に携わっている利用者さんが花の育て方を説明してくれました。さらに、天馬先生より2026年のカレンダーをいただきました。1年を通して様々な海の写真に彩られた素晴らしい品です。こうしてベーテルの皆様が温かい心でハンス・バーガー協会を見守り、支えてくださることが、何よりもありがたいです。

 

 今年もこうしてベーテルとハンス・バーガー協会が一丸となってクリスマス会を開くことができ、大変幸せに思います。つらい時に思い出せば元気が出でくる―そんな愛情あふれるクリスマス会となればこれ以上の喜びはありません。それとともに、来年もよい1年になりますよう心より祈っています。最後に、クリスマス会の開催にご尽力いただいた皆様に深く御礼申し上げます。

ハンス・バーガー協会

生活支援員 太田健司